「白河夜船」という言葉は、深い眠りで何が起こっているのか全く知らない状態や、何も知らないのに知ったかぶりをすることを示します。
この言葉の由来は、昔の京都に関する逸話からきています。
「白河」は京都の地名です。
とある人物が、実際には京都を訪れたことがないにも関わらず、「京都を見物してきた」と嘘をつきました。
しかし、彼に白河について尋ねられた際、実際にその場所を知らなかった彼は、「夜に船で通過したので、その場所を見ることができなかった」と答えました。
この逸話が言葉として広まり、「白河夜船」という言葉が生まれたと言われています。
この言葉は「したかわよぶね」とも読まれることがあります。
また、「白河」の部分は「白川」とも書かれ、「夜船」の部分も「夜舟」と書くこともあります。
【白河夜船】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
ポイント | 説明 |
---|---|
「白河夜船」の意味 | 深い眠りで何も知らない状態や、実際には知らないのに知ったかぶりをすることを示す。 |
言葉の由来 | とある人物が実際には京都を訪れたことがないが、「京都を見物してきた」と嘘をつき、白河について知らなかったため、「夜に船で通過した」と答えた逸話から。 |
「白河」の意味 | 京都の地名。 |
他の読み方や表記 | 「したかわよぶね」とも読まれる。「白河」は「白川」とも、また「夜船」は「夜舟」とも書かれる。 |