みょうが【冥加】の語源・由来

【意味】
①知らず知らずのうちに神仏の加護をこうむること。目に見えぬ神仏の助力。冥助。冥利。
②お礼。報恩。
③冥加金の略。江戸時代の雑税の一つ。本来は、商・工・漁業その他の営業者が幕府または藩主から営業を許され、あるいは特殊な保護を受けたことに対する献金。のち幕府の財政補給のため、営業者に対して、年々、率を定めて課税し、上納させた金銭。

【語源・由来】
「冥加」は、目に見えない神仏のはたらきをいう「冥」+神仏の加護の意の「加」から成る語で、目に見えぬ神仏の助力をいう。江戸時代の雑税の一つである冥加金は、元々は、神仏の冥加に対する謝礼として社寺へ奉納する金銭をいったことから転じた語。

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