【意味】
ひどく酒に酔って正体をなくしたさま。
【語源・由来】
「へべれけ」は、ヘーベーのお酌という意味のギリシャ語「Hebe erryeke」(ヘーベー・エリュエーケ)から。「Hebe」は、ギリシャ神話に出てくるゼウスとヘラの間に生まれ、ヘラクレスと結婚した青春をつかさどる女神。「erryeke」はお酌の意。へーべーは、神々が集まるパーティーではお酒を注いで回り、神々は、美しいへーべーのお酌を断れず飲み過ぎてしまい、泥酔してしまったというギリシヤ神話が日本に入り、「へーべーのお酌」が「へべれけ」に転じたとされる。また、泥酔の擬態語「へろへろ」や「べろんべろん」からともいわれる。