ごきぶり【蜚蠊】の語源・由来

「蜚蠊」は、ゴキブリ科の昆虫を指す言葉で、一般的には「ごきぶり」として知られています。

この「ごきぶり」という言葉の語源は、「御器噛り（ごきかぶり）」から派生しています。

ここでの「御器」は、食物を盛るための椀や器を指しており、「噛り」は「かじる」や「かぶりつく」といった意味を持つ言葉です。

ゴキブリは残された食物を食べるだけでなく、時には椀や器をかじることもあるため、この名前がつけられました。

この「御器噛り」が時とともに言葉として短縮され、「ごきぶり」という形になったとされています。

この名前からも、ゴキブリが持つ強靭な生命力や適応性がうかがえます。

ごきぶり【蜚蠊】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「蜚蠊」や「ごきぶり」という言葉の意味、語源、由来やゴキブリの特徴に関する要点をカンタンにまとめます。

項目	詳細
「蜚蠊」の意味	ゴキブリ科の昆虫を指す言葉
一般的な呼称	「ごきぶり」
「ごきぶり」の語源	「御器噛り（ごきかぶり）」から派生
「御器」の意味	食物を盛るための椀や器を指す
「噛り」の意味	「かじる」や「かぶりつく」などの意味
名前の由来	ゴキブリが椀や器をかじること、および食物を食べる性質から名付けられた
名前の変化	「御器噛り」が短縮されて「ごきぶり」という形になった
ゴキブリの特徴	強靭な生命力や適応性を持つことが名前からも伺える