たんかをきる【啖呵を切る】 の語源・由来

「啖呵を切る」という言葉は、現在では「威勢よくまくしたてる」という意味で使われます。

この表現の起源は「痰火」という言葉にあります。

古くは「痰火」と書いていましたが、これは体内の火気が原因で生じると考えられていた痰やその病気を指す言葉でした。

この痰火を取り除く、つまり治療することを「啖呵を切る」と称しました。

この治療を行った結果、胸がすっきりとする感覚が得られたことから、時間を経て「威勢よくまくしたてる」という意味で使われるようになったのです。

また、別の説として、仏教用語の「弾呵」が変化して現在の「啖呵」となったという考え方も存在します。

【啖呵を切る】 の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「啖呵を切る」に関する他の情報や詳細についてカンタンにまとめます。
項目 詳細
現在の意味 「威勢よくまくしたてる」
起源 「痰火」という言葉
痰火の説明 体内の火気が原因で生じる痰やその病気
痰火との関連 痰火を治療することを「啖呵を切る」と称した。治療後のすっきりとした感覚が、威勢の良い様子を指す意味に変わったとされる
別の起源の説 「弾呵」という仏教用語が「啖呵」に変化した可能性がある

語源由来の言葉を50音別に検索



error: 右クリックできません。