【意味】
へびの一種。有毒。体長は約60センチメートル。頭は三角形またはスプーン形、頸は細く、全身暗灰色か赤褐色あ(赤蝮と俗称)で黒褐色の銭型斑が多い。目と鼻にあるピット器官で、餌とする小動物の体温を感知する。卵胎生。日本各地に分布し、古来強壮剤として用いる。クサリヘビ科マムシ属は、十数種が中央アジアから東アジアに分布。古名、くちばみ・たぢひ・はみ。
【語源・由来】
「まむし」は、「真虫」の意味から。古くは、ヘビは「長虫」とも呼ばれ、虫の一種とされていた。「まむし」は有毒で、虫の中の虫という意味から、「真の虫」、「まむし」と呼ばれるようになったとされる。また。「まむし」は、「はみ」と呼ばれていたことから、「はみむし」が転じたともいわれる。